右近では『心高き東宮の宣旨』、先ほどもチラッと出た『朝倉』『岩うつ浪』の批評をお聞きしたいわ。 老尼『心高き東宮の宣旨』…理想の高い東宮の宣旨の、夢いったん叶ったのち破れるという話ですね。今ではすっかり古めかしい筋立ての類になってしまいまし…
老尼『夜半の寝覚』…とりたてて感慨深いという点もなく、さしてすばらしいと言うべきところもありませんが、物語の最初からひたすらに女主人公一人の事を書き、他を取り上げようとせず情緒深く心を込めて作り上げようとする作家の心意気が感じられ、しみじみ…
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