姫の袴着の式の夜。堀川大殿が一条院に参上し、忙しい身ではありながらも、姫の腰結い役を心を込めて果たされた。隠し通してはいるが、実の子の成長を父親に祝福してもらえた狭衣は心の内でどれほど喜んだことか。その翌日は、若宮の袴着の儀式である。朝早…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。