簀子の端に座る浮舟と、下の庭に控える小君。実の姉と弟はやっと対面できました。小君は、主人の薫の手紙を渡すより何より、まず姉の姿を確かめました。久しぶりに見る姉は昔と変わらず小柄でとてもきれいで、ただ、豊かだった髪の長さだけが以前とまったく…
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